コンピュータの世界に40年、その経験が役立てば、これに過ぎた幸せななし。
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渡邊君のノートPCの修理が完了した。但し、バッテリーに不安がある。
以下、修理の経過: (1)症状から、電源周りに障害があることを確認。 (2)先ず手探りで分解する。 (3)DCコネクタの他、特に以上は認められない。 (4)電源周りのパーツを調べ、インターネットで検索する。前回説明したAmberの部品。日本語で一件ヒットしたが、サイトのオーナーの詳細は知らないようだ。但し、DCコネクタの記載があり、型式が異なるが、分解の手順が写真入で紹介されていた。 (5)手順を参考に、再度分解。マザーボードを取り出す。 (6)マザーボード裏面のDCコネクタのハンダ付けの部分に黒ずみがあった。 (7)DCコネクタを動かしてみると、足が折れていた。黒ずみは、それが原因でブリッジして出来たのかもしれない。 (8)ハンダを溶かし、DCコネクタを外す。 (9)ジャンクのマザーボードからDCコネクタを外し、同じものであることを確認する。 (10)付替える為、ハンダごてでホールを空けようとしたら、折れた足が詰まっていて、苦労した。ハンダの吸引器があるのだが見当たらないので、更に苦労。 (11)ジャンクのDCコネクタの背面をテープで補強し、ハンダ付けする。 *フレキシブル・スタンドがあったので助かったが、結構厄介だった。それに、ハンダごてなどしばらく使っていないので手間取ってしまう。 (12)組み立てる。この際、前回の失敗があるので、フレキシブル・ケーブルの取り扱いには注意する。 (13)組み立て後、電源投入。日付・時間のBIOSエラー表示。 (14)BIOSセットアップで、修正後、再起動。 (15)OSが起動し、Windowsが実行された。 (16)修理完了。但し、バッテリーの問題があるので、充電可能かどうか確認中。 今回は、同機種別型式のジャンクがあったので部品の転用が出来た。また、正規のマニュアルは無かったが、参考になるサイトがあった。しかし、正規の保守マニュアルがないので、試行錯誤の連続である。それに、地方ではパーツの入手が困難である。例えば、DCコネクタなどは、大抵同じものだろうが、それを一個入手するとなると、どうであろうか。 いずれにしても、試行錯誤や分解・組み立ての時間、パーツ探し、更には慣れないハンダごて、費用対効果を無視しなければ、ノートPCの修理は出来ないだろう。今回は幸いにも、自分の推測とは異なり、問題解決が容易であった。それでも、インターネットによる検索回数は、十数回に及んだ。ネットワーク社会とは言え、保守マニュアルや部品の入手が困難な地方に居ると、矢張り地域格差を感じるのである。 柏崎マイコンクラブ「喫茶室」から転載 PR |
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