コンピュータの世界に40年、その経験が役立てば、これに過ぎた幸せななし。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 休刊状態が続いてしまった。 しばらくは、大きな問題が起きなかったという事なのだが、 実は、このところThinkPad‐X31の具合が悪く、その原因を探している。 例によって、症状から:
(1)もう、半年位になるのだが、実行中のThinkPadX31が、何の前触れもなくダウンするようになった。
これが、事件の発端である。 ただ、頻繁に発生するようになったのは、この3ヶ月だ。
(2)先ず、考えられるのが、ハードウェアの問題である。
そこで、以下の手順を実行する。
(3)PC-Doctorの実行。 正規版の診断ツールを実行した。
結果は、異常なし。
(4)手順としては、前後逆なのかもしれないが、『セーフティ・モード』(ネットワーク接続)を実行し、且つ、レジストリーを、管理者およびユーザーの両方で、チックし、必要な箇所を修正した。
再起動の結果、状況は改善したが、MSの修正プログラムや、ウイルス対策プログラム(私の場合、Biglobe推奨の『McAfee』のウイルスチェックプログラム実行時に、システムがダウン、しかも電源が落ちるのである。
(5)ところが、セーフティモードで、診断および修正プログラム実行時には、ダウンしないが、通常実行あるいは「前回正常実行」からブートし、修正後の実行時に、稼動状態を継続すると、時によって、シャットダウンまでの継続時間にはバラツキがあるが、矢張り、シャットダウンするのだ。
(6)このシャットダウン時の状況を確認したいと観察を続けるのだが、何の前触れも無くシャットダウン(電源が切れる)のだ。
(7)こうした現象の原因として考えられるのは、アドミニストレターとユーザー間におけるプロセスの不整合だが、レジストリーをトレースする限り、問題はないように思える。
(8)ただし、トレースの基点が問題になることがある。 特に、OSを何度も変更したり、アプリケーションを頻繁に変更する場合だ。 通常は、削除されても、レジストリーにはスレッドの履歴が維持されるのだが、ツールによっては、スレッドが分断され、リンクされた(既にリンクが切断された)履歴までクリアにするものがある。
(9)自分が使っているのは、UniBlueの統合ソフトウェアだが、いろいろと実験した限りでは、最良のプログラムと考えている。
(10)このソフトあるいはMcAfeeあるいはメーカーのものを使用して、多面的にチェックした。
(11)明確な結論は出なかったが、問題点がサービス実行中のソフトウェアにあること、しかも、ダブルブッキングしたランタイム・ルーティンなどがあることが推測された。
(12)実は、このX31に場合、本来の機能以上の機能を無理やりに搭載している。 これが可能な背景を説明するには、開発コンセプトにまで及ぶので省略するが、通常、開発時に1.5倍のの原則を想定する。 ただし、私がIBMの基本として教えられたのは、2.5倍を目標として、OSやアプリケーションを開発することだった。
(13)そうした無理は承知の上だが、そのこと自体が問題ではないと憶測する。
(14)それを査証するのが、セーフティモードでは、予期せぬ電源の切断は起こらないのだ。
まだ検証が足りないかもしれないが(但し、もう半年以上になるのだが)、原因がインストール済みのソフトウェアに特定できると推測している。
(15)再起動時に気づいたことがある。 ログインするまでの入力待ち状態では、24時間放置したが電源が落ちることはなかった。
(16)と言うことは、Windows起動時のスタートプログラム、あるいは、それ以前のスタート・バッチファイルあるいはシステム・バッチファイルに書かれている初期実行プログラムに問題があるのかと考えた。
(17)その視点から考えると、Firewallの競合である。 MSとMcAfeeの競合だが、結論的に言えば、電源が落ちる要件が実証的にも確認できない。 (この問題が検討の余地がある。)
(18)話が前後するが、UniBlueのツールを使って、PCのスピードアップを図る時、先にも書いた、「二重スレッド」のエラーが発生することから、ランタイムなどの二重構造が原因の主たるものと推測するが、これがまた厄介だ。
(19)OS(WindowsXP)の構造から推測し、ツールを使って修復を図るのだが、数千あった多重スレッドを現在1300程度まで減少させることはできたのだが、そこで頓挫。 因みに、セーフティモードで、48時間連続チェックを行ったが、気がつくとプログラムはハングアップしていた。 (タスクマネージャーからタスクの終了が行えなかった。) しかし、不可解なのは、バックグランドのプログラムや、プログラムの起動は可能だったことだ。 ただ、これは構造化プログラム作成者には経験済みのことかもしれない。
(20)以上のことから、現状で推測されるのは、基本的な実行プログラムか、バックグランドで実行されているタスクマネージャーに表示されない(実行中のサービスもチェック)プログラムあるいはアプリケーションに問題があるのではないかと推測しつつ、結論が出ない状態である。
故に、(言い残したことがあるかもしれないが)、五里霧中、困惑の中にあり、諸氏の助言を請いたい次第だ。
尚、様々な要因もあるのだが、ブログ版『柏崎通信』を休刊状態に置くのも、これが一因である。 何しろ、メインに使用していたのがThinkPadX31だったのだ。
改めて、お願いしたい。 何か良いアイディアでもあれば、ご教授頂きたい。
Best regards
梶谷恭巨
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