忍者ブログ
コンピュータの世界に40年、その経験が役立てば、これに過ぎた幸せななし。
[1] [2] [3] [4]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 西澤君のディスプレイを「一応」修理した。彼も書いているように、TVチューナーは未修復。完全主義ではないのだが、問題点が判っているだけに、心残りがある。
 ところで、一度あることは二度あるという。昨日、友人で日本海文学大賞を受賞した越後タイムスの木島さんから故障したNECのLaviが持ち込まれた。ノートPCの修理は厄介だ。マザーボーに機能が高密度に集約されているので、問題点が見つかっても、基板交換しか方法がない。今回は、電源回りに問題があった。しかし、これも修復は難しい。大抵の機材は持っているが、このノートPCの電源は、19Vなのだ。通常は12V、それ以上のアダプタもない。古い初期のLaviなので、買い換えるという話しだ。ただ、大切な原稿が入っている。そこで、HDを取り外し、データを吸い上げることにした。幸いHDに問題は無かった。USB・2.5インチ標準バス変換のツールを使いデータをコピー。メールに添付して今朝方送った。今週掲載の『柏崎発、学際ネットワーク(9)』もやっと書き上げ、これも送信。一安心だ。
 因みに、今回は「森田正治」に付いて書いた。この人物は、柏崎で開業した最初の蘭方医であり、銀板写真も最初に紹介したと推測される。興味ある人は一読を。
PR
 何とか、VIDEO信号の入力経路を遮断できたようだ。矢張り、TVチューナーからの信号が不安定であることがVIDEO系コントロール・チップ(CXD8662R、CXD9662?)に影響を与えていたのではないだろうか。現在、VIDEO入力系を遮断して約4時間、PCの画像出力に異常はない。また、断続的に、「叩く」「触れる」「ゆする」など、外的影響が想定される状況を作為的に作ってみるが、それに対しても画像の許容範囲の「揺らぎ」がある程度で、ブラックアウト等の致命的症状は発生していない。もう少し継続して状況を確認する。
 皆さんには、余り関係ないかもしれないが、電子部品のデータシートへのリンク集があったので紹介する。
 
http://www.nahitech.com/nahitafu/elink.html#SONY
 (最後の「SONY」は、ソニーの電子部品のデータシートを検索した為)
 さて、ソニー・セミコンダクターの電子部品データシート・データベースから、ある程度の情報を得られると考えたのだが、何と、該当(VIDEO関連)する電子部品が登録されていないのである。これには、参った。因みに、ある種のカスタマイズ・チップは、非公開の場合がある。例えば、パチンコの基板に使用されている電子部品など。
 通常、IC、特に「コントローラ」関連の部品には命名のルールがあり、類似した名称の部品のデータシートが参考になるのだが、ソニーの政策なのか、あるいはOEMであるためか、データシートがデータベースに登録されていないのだ。そこで、出荷動向を大手のパーツ屋で調べてみると、国内では既に生産中止なのか見当たらない。次に、米国のパーツ大手の在庫状況を確認、既にデッド・ストックになっている。中国系のパーツ卸でも同様、ただ、東南アジア向けか多少の在庫が確保されているようだ。
 まあ、どうでも良い話なのだが、ソニーの当該製品(パーツを含め)には、発売時から既に欠陥があったのではないかと疑いたくなる。
 尚、修理の経過報告をすると、原因はTVチューナーにあるようだ。実は、この信号入力を遮断したいのである。そこで、電子部品のデータシートを探した次第だ。さて、次の手順は、どうしたものか。
コンタクト
(1)電話にて、機種・状況・症状を聞く。
 ●メーカー : ソニー・トリニトロンHMD-H200多機能CRT
 ●状況 : 通常使用時 → 停電等外的要因無し → 再起動時に復旧せず
 ●症状 : 画像が不安定 → 叩くと状況が改善する → 接触不良
 ●履歴 : 一度、修理に出す → 復旧
(2)現物の確認
 ●機種の確認 → メーカーのサイトで製品マニュアルの有無を確認
 ●サポートサイトの確認 → Q&Aのチェック → ハードウェアに関する記載無し(ファームウェアに関する記載有り)
 ●メンテナンス・マニュアルの確認 → サイト上にアップされていない
 ●広域調査 → クロス検索(メーカー&症状) → Tipsの確認 → 国内・米国サイトにも記載無し
 ●インタビュー → 症状の出現頻度および間隔 → 頻度の増加と間隔の短縮
            → TVチューナーの不調 → 余り使用していない
 ●電源投入 → 症状の確認 → 初期、症状無し → 後、ブラックアウト
(3)PCとの接続
 ●ThinkPad600Eと接続 → 正常 → 叩くとダウン
 ●H200の分解 → マニュアルが無い為、手順で試行錯誤 → シャーシーを外す
 ●清掃 → 掃除機で埃の除去 → 問題点、特に見当たらず
 ●コネクターの確認 → 問題点、特に無し
 ●PC部基板の分離 → 接続に問題なし → デヴァイスのブリッジの有無確認 → 綿棒で埃の除去 → 症状改善
 ●電子銃周辺のチェック → 基盤固定部に緩み → 触ると映像ダウン
 ●再度、電源を投入すると、電源部リレーに異常(投入後、2・3秒でリレー音)
 ●接続・アースをチェックして、定位置に固定すると、復旧
(4)TVチューナー部のチェック
 ●接続ケーブルを作成 → TV画像をチェック → 音声・画像とも機能せず
 ●清掃 → 症状改善 → ただし、不安定 → 基盤に触ると音声は正常だが、映像ダウン
 ●基盤とクーラー部に接触があり、一応、絶縁して、状況を見る → 因果関係は不明だが、改善が見られる → アース(グランド接続)に問題か?
 ●前面スイッチ類を操作すると、画像・音声にノイズ → 画面・音声ともダウンすることがある。
 ●前面パネルを外す → 音声・チャネルの可変スイッチが損耗 → 接点異常が考えられる → 接点復活剤を使用
 ●各パーツをチェックし、シャーシーを除き、元に戻す
 ●PC画面は安定するが、PC画面上のマルチ画面およびTV画面は不安定 → 画像出力基盤を動かすとダウンあるいは復旧
 ●絶縁の必要があると思われる部分を絶縁し、コネクターを再確認 → 画像のブレは修復
 ●取り敢えず、連続稼動して状況を見る

パソコンの症状などについては可能な限りお答えするつもりです。


忍者ブログ [PR]
カウンター
プロフィール
HN:
ドクター梶谷
性別:
非公開
職業:
システムエンジニア
趣味:
パソコン
自己紹介:
柏崎マイコンクラブ顧問
最新TB
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
最新CM
[07/29 足立 恭巨]
[03/19 xize minlang]
カテゴリー
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索